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二重整形の落とし穴 〜知らずに後悔しないために〜

私は美容外科医として、日々多くの患者さまと向き合っています。

「先生、二重整形をしたいんです」

カウンセリングルームの扉が開くたびに、そうした言葉を耳にします。同じ言葉でも、その背景には一人ひとり違った想いがあります。

憧れの芸能人の写真を見せながら理想を語る方、コンプレックスをなくしたい方、周りの変化に焦って決意された方――どのような理由であれ、私は患者さまが本当に求めているものを理解しながら、慎重にカウンセリングを進めることを心がけています。


今日、目の前に座るのは20代の女性、Aさんです。少し緊張した様子で、「ぱっちりした目になりたくて…モデルの〇〇さんみたいな感じが理想なんです」と話されました。

スマートフォンに表示された写真を見ながら、私はAさんの目元を丁寧に観察しました。

「Aさんのまぶたは比較的薄いため、埋没法でも綺麗な二重ラインが作れそうですね。ただ、この写真のような幅広い二重をそのまま再現すると、Aさんの骨格とは少し違った印象になるかもしれません」

すると、Aさんは戸惑った表情を浮かべました。「でも、大きな二重のほうが華やかで…」

この瞬間、私は大切なことをお伝えしなければならないと感じました。


-理想と現実のバランス

整形のゴールは、『憧れの誰かになること』ではなく、『ご自身にとって最も美しい形を見つけること』なんです。

美容整形は、単に希望通りの施術をすればよいというものではありません。

二重整形には、いくつかのリスクが伴います。


  • 腫れや内出血 → 体質によっては長引くこともある

  • 左右差の発生 → 完全な左右対称にはならない場合もある

  • デザインの違和感 → 流行の幅広二重が、その方の顔立ちに合うとは限らない

  • 後悔の可能性 → 想像していた仕上がりと違った場合、修正が難しいケースもある


例えば、この写真と同じ二重幅を作った場合、Aさんの目元は『眠そうに見える』可能性があります。それは、まぶたの厚みや目の開き方が、写真の方と異なるためです。


Aさんは驚いた様子で、「そんなこと、考えたこともなかったです…」とつぶやきました。


「大切なのは、ご自身の顔に自然に馴染む二重を見つけることです。流行や他の方の顔に合わせるのではなく、Aさんに最適なデザインを一緒に考えましょう」

そうお伝えすると、Aさんは真剣な表情で頷かれました。


-施術当日

手術当日、Aさんは少し緊張した面持ちで施術台に横たわりました。

「大丈夫ですよ。理想の仕上がりに近づけていきますから」

そう声をかけると、彼女は小さく息を吐き、うなずかれました。

私は、一人ひとりの患者さまにとって最も美しい仕上がりを提供するため、細心の注意を払って施術を行います。

手術は順調に進み、1時間ほどで終了しました。術後すぐは腫れがあるため、まだ完成形は見えませんが、糸のかかり具合は理想的でした。

「手術は無事終わりましたよ。腫れが落ち着くまで少し時間がかかりますが、焦らず様子を見ていきましょう」

Aさんは鏡を見つめ、静かに頷かれました。


-自分史上最高の自分へ

1ヶ月後、Aさんが再診にいらっしゃいました。

「最初は腫れが気になったのですが、今はすごく馴染んで、とても気に入っています」

そう言いながら、鏡の中の自分を優しい表情で見つめていました。

「先生が言っていたことが、今ならよく分かります。誰かの顔を真似するのではなく、自分に合った形を選ぶことが大事だったんですね」

私は頷きました。

「そうですね。理想の自分とは、他人のコピーではなく、ご自身にとって最も美しく、快適な形を見つけることです。ご自身が『自分史上最高』だと思える姿に近づけたなら、それが一番の成功ですよ」


美容整形は、単なる外見の変化ではありません。自己肯定感を高め、自分をもっと好きになるための手段のひとつです。しかし、方向を誤れば、かえって後悔を生むことにもなります。


大切なのは、「誰かのようになること」ではなく、「自分の美しさを最大限に引き出すこと」。

私は、これからも患者さま一人ひとりの「自分史上最高の美しさ」を一緒に見つけていきたいと思っています。



二重埋没、目頭切開
二重埋没+目頭切開        上:術前 下:術後1ヶ月

BIANCA CLINIC 雜賀俊行

Instagram:

 

二重埋没法4点留め (税込)179,080円

目頭切開 (税込)300,0080円

麻酔: 点眼麻酔、局所麻酔

DT: 腫れ・内出血 1-2週間程度、目頭切開 抜糸7日前後

リスク: 左右差・感染など

 麻酔: 局所 ・笑気麻酔

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